懐かしい香りを嗅ぎながら

先日「もんじゃを食べに行こう!」ということになり、
以前いつ行ったか思い出せないほど久しぶりに、月島へと向かう。

月島もんじゃ通り 

下町の風情が残る月島には、70店ほどのもんじゃ焼きの店があり、
店から漂う懐かしい香りを嗅ぎながら歩いているだけで、なんだかワクワクしてくる。

土手を作ってその中に 

昔は駄菓子屋などで、子供たちのおやつとして焼かれていたもんじゃ焼きだが、
いつの頃からか、お酒を飲みながら食べる大人のおやつとなり、メニューもバラエティ豊か。

「はがし」と呼ばれる小さなヘラで、ちまちまともんじゃを食べながら飲むビールが、これまた美味い。
「気取らずに楽しめる下町グルメだ」などと思いながら、久しぶりのもんじゃ焼きを楽しむ。

そんな気取らない夜に、ちょうどよい1冊がこちら。

第1回大江健三郎受賞作

    『夕子ちゃんの近道』  長嶋 有

   長嶋 有は、07年に発表したこの作品で、第1回大江健
   三郎賞を受賞。先日、本屋に寄ったら文庫本が発売され
   ていたので、迷わずレジに持っていく。

  西洋アンティーク専門店『フラココ屋』に集まる、
   ちょっと変わったひとたちの不思議な物語が、連作短編
   と して描かれている。

特に何も起こらない淡々とした物語でも、何故かこの作家の小説には魅かれる。
「なんで魅かれるんだろう?」などと考えてみると、 「やはり、文章の巧みさなんだろうか」などと思ったりする。

長嶋 有の詳細な描写には気取りがなく、「そういえばそうだな~」と、懐かしい気分になったりする。
また、詳細に描く部分と、まったく詳細に描かない部分のバランスが絶妙で、これが癖になる。

見過ごしてしまいそうな些細なことにやさしさを感じる、そんな作品。

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カテゴリー: 本棚. 10 Comments »

コメント / トラックバック10件 to “懐かしい香りを嗅ぎながら”

  1. ようこ Says:

    おはようございます、くまさん。朝から追究しますよ!!!もんじゃっておいしいですか???ほんとに?ほんとに???ほんとに???あ、気にしないでください。もんじゃを食べに行く人にはみなさんに聞いてることですから。私もかつてなんどか喜んでもんじゃを食べに行く人にのせられて食べに行ったこともありますけど、焼きはじめの時点で粉不足?廃物利用??精一杯好意的に見てまかない料理??などという言葉が頭に点滅して気になってもんじゃを味わう余裕もありません。あのジャブジャブのきじが流れないように具で土手を作る???なんじゃぁそりゃ!(ここ、松田有作風に)それに!あのジャブジャブの生地にソースとか自分で入れちゃうじゃないですか。あじは自分でつけるのかよっ!!それからそれから鉄板をちっちゃいフライ返しみたいなので掃除するじゃないですか。掃除してこそげとったものを食べてうまいか??と もうねぇ。おとなしくもんじゃってものをあじわえないのでございます。ぜぇぜぇぜぇ。だから月島、という地名を聞くと、ああ、あの信じられないものを食す場所ね、とおもうわけです。そんな私ではありますが、くまさんお勧めの小説、これは素直に読んでみたいと思うわけです。私は筋書きで読ませるものよりも行間で読ませるような本が本当は好きな気がします。この本は読んだことないですけど、そんな本かなあ・・・と思いましたがちがいますか?

  2. 森のくま Says:

    おはようございます( ̄(エ) ̄)ノ ようこさんあはは、朝から追究だ~、おそらくもんじゃ焼きは、お祭りの露店を楽しむ感覚で食すのが醍醐味かと思われます。「何?土手って~!」やら「ヘラ!超ちっちゃい!」などと、皆でワイワイ騒ぎながら「味わう」というより「遊ぶ」のがよろしいかと。ふふふ、大人になると曖昧な返答が旨くなるもんじゃ。それはさておき、この小説よいよ、柔らかな遊び感覚が行間に溢れております。

  3. Mark and Risbeau Says:

    ≫くまさん25年ほど前初めて食べたとき、固まるのを待っているうち焦げてしまった僕からもひとこと言わせてください。へら、ちっちゃすぎます。効率が悪いことこの上なし。関西からくるとへらをけちっているように思えました。それと、つり革を殺菌ティッシュで拭く日本人の衛生観念からして、鉄板にこびりついたものをへらでこそげ落として口にするというのは如何なものかと問いたいです。鉄板に殺菌消毒済のカバーをつけてもらえばいいんですけど。20歳を超えてから初めてご対面した関西人としては面食らってしまいました。誠に申し訳ないですが、お好み焼きに一票、明石焼き(地元では「卵焼き」)に二票とさせていただきます。

  4. JUN Says:

    こんにちは~(^v^)もんじゃかぁ~ここ3年程食べてないですね~。岡山時代に『太陽の時代』って言う所に数回行ったかなぁ。もんじゃの素人のみで行ったので本当にあの食べ方であっていたのか…今だに疑問が残ります(^^;)一度もんじゃの達人と食してみたいですね。そして本当のもんじゃの味を知りたい!と思う今日この頃です。とりあえず、飲んでワイワイ言いながら焼く楽しみ♪これがいいですね。

  5. kyoko Says:

    こにちは!私も初めてもんじゃ食べた時友人に教えてもらわなければ「粉入れるの忘れている?」ってお店の人に聞くところでした。場所は渋谷センター街。田舎育ちの私には都会の味だと思いました。月島にはそんなにもんじゃ屋さんがあるんですか!喜多方でラーメン食べるのだってどこの店に行くか悩むのに。最近月島もマンションがぼんぼん建っているとテレビで見ました。もんじゃは食べないけど月島の雰囲気は好き。

  6. 森のくま Says:

    こんばんは( ̄(エ) ̄)ノ Mark and Risbeauさんあはは、ですよね~、ヘラがちっちゃすぎますよね~。ミニチュアハウスで使うのか!って感じです。確かに関西のお好み焼きからみると、つっこみどころ満載かと思われます。25年前に初めてもんじゃに対面して、「もんじゃがなんぼのもんじゃい!」と叫んだMarkさんの姿が目に浮かびます。そうそう、明石焼き、僕も大好きでございます。

  7. 森のくま Says:

    こんばんは( ̄(エ) ̄)ノ JUNさんもんじゃはそうそう食べないよね~、僕もかなり久しぶりに食べました~(8年振りぐらいかも…)。もんじゃの作り方は順番があったりして結構難しいので、悩んじゃいます。ま、最後は結局全部混ぜちゃうわけなんだけどね。そうそう、皆でワイワイ飲みながら焼くのが楽しいよね~。この日初めて飲んだZIMAってドリンクがとっても美味しゅうございました。

  8. 森のくま Says:

    こんばんは( ̄(エ) ̄)ノ わたきょんさん初めてもんじゃを食べたのを思い出そうとしても、どうしても思い出せない今日この頃です。最近月島周辺はどんどん都市開発されていて、「えええっ!」って感じで、新しいマンションが建てられているけれど、このもんじゃ通りにはまだ下町情緒が残っております。門前仲町とか深川とか打ち水が似合う町は、なんだかほっとするね~。

  9. suzu Says:

    私も東京に来てすぐにもんじゃを食べに行った時に焼き方が分からず、お好み焼きのようにして焼いていると、鉄板いっぱいに洪水状態になり、店のおばちゃんに土手を作らないといけないと言われ、まさに水害そのものだと思いました。結局は店のおばちゃんや、周りの常連さんが焼いてくれました。これが下町のいいところかなぁ。。今では常連になっています。お好み焼きともんじゃの店だけど、その殆どがウーロンハイ代です。居酒屋でもないの飲むばかり(^_^)まぁ。。鉄板を掃除しながら食べていると言う感じをしないでもないが。。。

  10. 森のくま Says:

    こんばんは( ̄(エ) ̄)ノ @suzuさんあああ、下町の粋な人情話が~!!いい話だあ。おばちゃん、常連さんありがとう!そうそう、もんじゃを食べると、鉄板の熱つさも手伝って、飲みものがすすむんですよね~。クイクイいっちゃいますね。確かに鉄板を掃除しているようでもありますが、それでお店のおばちゃんがちょっと楽出来ると思うと、それもよいような気が…。


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