赤いものはたいてい美味しい

イチゴの季節のイメージは個人的になんとなく冬だったりするんだけれど、
「本来の旬は春」などと小耳に挟むと「そうだったのかあ」と思うが、特に驚くほどのことでもない。

甘くて美味しいイチゴ、昔は練乳などをつけて食べたものだが最近はそのまま食べるのが好み、
色も美味しさを後押ししている気がする、サクランボにしろ林檎にしろ赤いものはたいてい美味しい。

また、自然派の白ワインなどを飲みながらつまむイチゴもとてもいい感じ、などと思う今日この頃、
そしてそんな美味しいイチゴと全くつながらないけれど、今年の映画は007の『スペクター』から。

オープニングのメキシコからボルテージ上がりまくりの展開で、さすが007ぐいぐいとくる。

特に今回は舞台が英国を中心にメキシコ、イタリア、オーストリア、モロッコなど目まぐるしい、
007と世界旅行といった趣きでもあるが、こんな危険いっぱいの世界旅行には少々たじろぐ。

そんなワクワクどきどきの007を日本橋で観た後は夜の街を眺めながら京橋まで歩いて、
お気に入りの『パルコ・ディ・ジョイア』にお邪魔して、今年のイタリアンはここからスタート。

シュワシュワなランブルスコを飲みながら、玉ねぎのローストやトリッパの煮込みをつまむ。

ここに来たら絶対外せないイワシのベッカフィーコ、一緒にサルシッチャもつまむ、
それぞれにフェンネルが入っているので、フェンネルのイタリアらしい香りにうっとりする。

ハーブの香りが漂うラムレッグのローストは赤ワインとともに、そして久しぶりにリゾットも。

パスタは牛肉のラグーで、ドルチェはちょこちょこと色んな種類を盛って貰い、お腹いっぱい。

美味しい楽しいをカジュアルに堪能できるお店で、この日は金曜日の夜だったせいか、
自分以外たまたますべて女性客だったりして、改めて女性に大人気だなあ、と思ったり。

いつかこんな夜を思い出すのかな、なんて思いながら日々はいつもの表情で過ぎていく。

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