桜を仰いだ記憶

ふと気づくとすっかり新緑の季節となっていて、
ちょうど桜が咲き始めた先月の終わり頃、都立大学の桜並木で桜を仰いだ記憶を辿る。

都立大学の桜

そんな桜並木沿いにあるイタリアンのお店が『ガレオーネ』で、久しぶりにお邪魔する。

カンブーザの姉妹店としてオープンしたのがおととしの6月だからもうすぐ丸2年、
そう考えるとなんとも月日の流れは早いなあ、と改めて感じたりもする今日この頃。

この日は色んなワインとともに味わうお花見コース、まずはオリジナルの食前酒から。

オリジナルの食前酒

桜を思わせるなんとも綺麗な色で「ああ、春だなあ」と、名前は忘れちゃった。

桜マスのマリネとグリーンアスパラロゼが美しい

ワインとのアッビナメントを楽しみながら、まずは桜マスとグリーンアスパラなどを食す。

美味しい白ワイン自家製トリネッテ、桜エビとイタリア産ピッゼリーニのオイルソース

白ワインと春を誘う桜エビの乗ったイタリア産ピッゼリーニのオイルソースが美味のトリネッテ。

この日ソムリエさんが選んでくれたワインは4種類、それぞれのワインについて書きたいところだが、
ほろ酔いでいい気分になり細かいことはすっかり失念、料理との相性が抜群だったのは覚えている。

他にタケノコとプロシュートコットのピッツァや桜の香りを挟んだ豚フィレ肉のサルティンボッカ
などもテーブルに並んでいたのだけれど、いかんせんお酒が入るとそうそう写真も撮ってられず。

イチゴのミッレフォリエ

ドルチェのイチゴのミッレフォリエはサプライズのバースデープレートで、なんとも嬉しい心遣い。

そんな桜の咲く季節にふと観ていてすっかり魅了されたのが、こちら。

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『マダム・イン・ニューヨーク』 ガウリ・シンディー監督作品

インドに住む専業主婦のシャシは親戚の結婚式に参加するため渡米することになる、
料理は得意だが英語が苦手な彼女は、家族に内緒でニューヨークで英会話教室に通い始める。

どこかしらウディ・アレンを思い出させるような軽妙な展開が心地よい、
異国におけるコミュニケーションの難しさ、同じ環境のクラスメイトたちとの暖かな交流。

そして主人公のシャシを演じるインドの女優シュリデヴィの美しさにもうっとりしてしまう。

異国で感じる不安や妻としての自分の存在価値、新しい出会いの楽しさや葛藤、
自信を失っていた彼女が少しずつ自信を取り戻していく、ラストシーンは見事でもう喝采。

シャシの作ったラドゥ(インドの昔ながらのお菓子)が食べたくなる、そんな作品。

キュートなシャシ満載な予告編はこちらで。
https://www.youtube.com/watch?v=C0hewQ1hqmo

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ちょっとクールなサウンドを風鈴代わりに

夏はとっても暑くて食欲も落ちたりするけれど、
そんな時はひんやりとした冷製スープが、とっても美味しいと思ったりするランチどき。

グリーンピースの冷製スープ

というわけで、グリーンピースの冷製スープを、カンブーザでクイッと飲むサマー。

いつも素敵な前菜の盛り合わせピッツァはサルシッチャで

ランチにお邪魔したので軽めのコースを、相変わらずいつも前菜の盛り付けが素敵でうっとりする、
この日のピッツァはサルシッチャ、ピッツァとパスタはそれぞれシェアする感じで、ちょうどよい分量。

シラスのからすみのパスタが美味!

パスタはシラスとからすみの混ざり具合がなんとも絶妙でペロッといけちゃう美味しさ、
店内には心地よい陽射しが満ちていて、去年も夏の今頃にカンブーザでランチをしたなあ、と思い出す。

そして暑い日が続く夏には、ちょっとクールなサウンドを風鈴代わりに。

ひたすらダークなポーティスヘッド
『DUMMY』  PORTISHEAD

ポーティスヘッドはイギリスのブリストル出身のバンド、
94年リリースのファーストアルバムがこちらの『DUMMY』で、ブリストル・サウンドを代表する1枚でもある。

ポーティスヘッドにしか出せない唯一無二のサウンドは、リリースから20年後の今も色褪せることなく響く。

クールというか、とにかくダークな音世界がアルバムを通して展開されている、
そんなダークな世界にべス・ギボンズの妖しげで儚げな歌声が煙のように漂い、さらに深海に潜る感じに。

音の残像がゆらゆらと揺れている、そんな1枚。

そして映像は97年のライブの模様から、
http://www.youtube.com/watch?v=Vg1jyL3cr60

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春爛漫なテーブル

「あれ?ついこのあいだこのスープを飲んだ記憶が?デジャヴ?」
てな感じで再び濃厚で優しい甘みの広がる人参のスープを飲んでいたのは、今月のこと。

ニンジンの濃厚なスープ

というわけで3月は、盆と正月が一緒にやってきた!といった感じで2回もカンブーザにお邪魔、
この日は大人の食事会で、紳士淑女の方々の中に、こっそり紛れ込ませて頂いた感じ。

野菜山盛り美しい前菜の数々

泡で乾杯してから山盛り新鮮野菜をパクついたら、美しく飾られた前菜の盛り合わせへと。

いつも素敵なソムリエさん

そして前菜に合せるようにワインはまず白で、相変わらずカンブーザのソムリエさんは素敵だ。

カンブーザの絶品ピッツァレモンのピッツァ、リモーネ

話が盛り上がってきた頃に、カンブーザの絶品なピッツァがテーブルに並べられ更に盛り上がる。

まだまだピッツァ春の香りがするピッツァ

今回は5種類のピッツァを堪能、カンブーザでこれだけの種類のピッツァを一度に味わったのは初めて、
7人で5枚のピッツァをシェアしたので量的にも丁度良い、色んな味を楽しめるのがとっても贅沢な気分。

この日は鳥たちが4羽舞い降りる

王道のマルゲリータに佇む飾りは女性好きの鳥で、そのテーブルにいる女性の数だけ舞い降りてくる。

桜肉、うまっ~濃厚なクレーマカラメッロ

この日のセコンドは柔らかくてとってもジューシーな桜肉、ドルチェはクレーマカラメッロ、
そして一通りの食事を終えてから今回の食事会のメインとなるチョコレートが可愛く登場する。

ヴェストリのチョコレートヴェストリのチョコレートと食後酒

今回の食事会は「チョコレートと食後酒の相性を楽しむ」といった大人の遊び心が溢れる企画で、
チョコレートはVESTRIのバラエティに富んだチョコレートが用意されていて、これがまた美味しいこと。

ピリッと辛い唐辛子の入ったダークチョコレートやトリノ名物のジャンドゥイオッティなど、
そしてそれぞれに合う食後酒をソムリエさんが揃えていてくれて、美味しい新鮮な発見があったり。

食後酒は結構アルコール度数が高いので、なんともいいほろ酔い加減で、さらに気分が上がる上がる。

童心に帰ったような気分で、チョコレートと食後酒のアッビナメントを心行くまで堪能、
ちなみにアッビナメントは「組み合わせ」とか「相性」といったニュアンス、マリアージュみたいな感じ。

桜が咲く季節のちょっと前に、ひと足先に春爛漫なテーブルを囲んだ楽しいひととき。

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ポップアートな感じで

3月になったわりにはまだちょっと肌寒いけれど春の陽射しが溢れていた日、
春も近づいてきたようなので、ちょっとお出掛けしよう、などと江の島を横目に六本木へ。

春の陽射し溢れる江の島

六本木は去年の12月にコステロのライブを観に行った以来で久しぶり、
今回は森美術館で2月から5月まで開催されている『アンディ・ウォーホル展』を観に行ってみたりして。

アンディ・ウォーホル展@森美術館ウォーホルアートをほどこされたBMW

国内史上最大の回顧展というだけあって、初期から晩年までの作品が約400点ほど展示されていて、
かなり見応えのある回顧展となっている、2時間半ぐらいかけてゆっくりとウォーホルの世界を堪能する。

入口付近に展示されているのが、ウォーホルアートの施されたBMW、これは写真撮影がOK。

「ファクトリー」と呼ばれたスタジオから産み出された刺激的な作品の数々、ヴェルベット・アンダーグランド
の映像も流されていたりしてちょっとウルウルしながら、改めてウォーホルの先鋭さを強く感じたひととき。

そしてポップアートにたっぷりと触れたら、横浜に出て夜ご飯。

いつも通り凛としたナプキン

というわけで、いつも通り凛としたナプキンが迎えてくれるカンブーザへ。

ニンジンのスープホワイトアスパラ!

濃厚なニンジンの甘みが口中に広がるスープを上品にクイッと飲んで胃を優しく暖めたら、
ここ数日、頭の中がホワイトアスパラガスでいっぱいだったので、迷わず前菜はホワイトアスパラガス。

カンブーザのディナーは基本2種類のコースが用意されてるんだけれど、プリフィックスメニューなので、
前菜、ピッツァ、パスタ、セコンド、ドルチェとそれぞれ選べるので、「今日はどれにしよう?」と迷うのも楽しい。

ソムリエさんのうっとりする仕草

泡を飲み終えたらワインへと突入!イタリア政府公認のソムリエさんはどんなリクエストにも 応えてくれる、
この日は「ポップアートな感じで~」という無茶ぶりなリクエストにもなんなく応えてくれたりして。

ユーモアセンスたっぷりのお喋りとひとつひとつの華麗な仕草に、いつもうっとりさせられる。

絶品なピッツァ4種類の貝と春野菜のサフラン風味のコンキリエ

もはや説明の必要のない絶品ピッツァ、そしてこの日選んだパスタは4種類の貝と春野菜のコンキリエ、
ここら辺りでいつも昇天してしまうような幸福感に満たされる、生まれてきてよかったなあ、と思ったりーの。

この日は豚のグリルイカ墨が練り込まれたタリオニーニ

そしてセコンドは黒豚を選んでみたり、グリルされた豚と野菜がそのもの自体の旨味を存分に発揮している、
選んで貰ったワインとのアッビナメントも最高で、ここら辺りでいい感じのほろ酔いとなり、気分もノリノリ。

気分ノリノリでドルチェの前にパスタをおかわりまでしちゃって、イカ墨が練り込まれたタリオニーニに悶絶、
調子に乗りすぎてドルチェまで辿り着けず、そしてカプチーノには可愛い3Dなクマが気持ちよさそうに入浴。

3Dな入浴熊

歳を重ねることが出来るのが嬉しいと思える年頃になってきたように感じる今日この頃、
ポップアートに触れることの出来た昼下がりと、心が暖まるひとときを過ごすことが出来たカンブーザな夜。

そしてこの日、頭の中で鳴っていたサウンドはこんな感じ。
http://www.youtube.com/watch?v=J1RwddgLqBw

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こんな灯りが店から零れていたら

気づいてみると12月になっていて、さすがに夜ともなると冷え込むなあ、
なんて思いながら街を歩いていて、こんな灯りが店から零れていたら、そりゃ入るでしょ奥さん!

カンブーザ

というわけで、夏にランチした以来のカンブーザに再び。

いつも凛としているまずはスープで暖まる

いつも凛としたナプキンを広げたりしながら、まずは野菜たっぷりのポタージュで体の中から暖める、
それぞれの野菜をせっかく説明して貰ったんだけど、すっかり忘れてしまったので、「野菜たっぷり」と。

ほろほろ鳥のテリーヌ絶品なマルゲリータ

前菜はホロホロ鳥のテリーヌなどを選んでみたりして、林檎のジャムをつけて食べるとこれまた美味しい、
そしてこの日のピッツァは王道でマルゲリータ、何度食べてもカンブーザのピッツァにはうっとりさせられる。

牡蠣のパスタアイスランド産仔羊のロースト、ミント風味のスーゴとペコリーノのクレーマ、カルチョーフィ添え

濃厚な甘みが広がる牡蠣のパスタをフォークにクルクルまいて頬張ってから本日のメインへと、
アイスランドからやってきた仔羊のロースト、鹿肉とかなり迷ったけれど、やっぱり仔羊だなあ。

最初はお上品にフォークとナイフなどを使って仔羊に向かうが、最後は骨を手に持ってかぶりつく。

そしてこの料理の流れに合うワインをセレクトしてもらったんだけれど、これがまたドンピシャ!
料理の美味しさ、ワインとのアッビナメント、居心地のよさ、と見事に三拍子揃っていて、もはや最強。

特別なひとときを過ごすことが出来る場所、それがカンブーザ。

グレイス・ペイリーの短編集

そして最近、電車に揺られながら読んでいるのが(再読だけれど)、グレイス・ペイリーの短編集、
目的地の駅に着くまでにちょうどいい感じで、ひとつの短編を読み終えることが出来るのがいい。

翻訳タイトルの『人生のちょっとした煩い』って響きも、なんだか安堵感があってよい、
頭を悩ますことも「ちょっとした煩い」といった気持ちで、うまく整理出来ればよいなあ、などと思いながら。

そして街はクリスマス気分の12月。

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夏の終わりの柔らかな陽射し

8月に入ってかなり暑い日が続いたけれど、終わらない夏はない、てな感じで、
夜になると風が涼しくなり鈴虫なんかも鳴き始めていたりして秋の気配を感じる。

柔かな陽射しの午後

カーテンをすり抜けてくる夏の終わりの柔らかな陽射しが、
なんとなくせつなげで心地よいそんな日に、ちょいと車を走らせてお昼ご飯を食べにカンブーザ

ふと思うと、お昼にカンブーザに来たのは初めてで、それも車で来たのも初めてで、
「あれま!車だから飲めないや」と思いながらアップルタイザーを飲んでみたら、これがまたおいちい。

カンブーザの繊細な前菜レモンのピッツァ、リモーネ!

大きな窓から差し込む陽射しがなんだか新鮮、繊細な盛り付けの前菜をちょこちょこつまみ、
夏の終わりの陽射しを感じながらアップルタイザーをグビッ、ランチって凄く気持ちいいかも!と思う。

いつも楽しいソムリエさんとの会話もこのお店の楽しみのひとつ、ほんと心地よい空間。

ああ、パスタの写真を撮るの忘れちゃったなあ、そしてピッツァはレモンのピッツァ「リモーネ」を食べる、
散りばめられた濃厚な味わいのパンチェッタと、レモンのほろ苦い甘みと酸味が夏の終わりにぴったり。

白を基調にした店内に満ちる陽射しの中で食べるランチ、いつも満席な理由がよくわかった気がする。

さて、そんなランチをした後の車の中で聴く音楽は、こんな感じでいかがでしょう?

初々しいビョークさん
『Debut』 björk

孤高の輝きを放ち続けるアイスランドの歌姫ビョーク、
今のビョークからは想像出来ないほど、初々しい感じがする彼女の93年リリースのアルバム。

次作『POST』では攻撃的なサウンドを展開し、その後「我が道を進む」って感じで独自の世界を追求していく。

どんなサウンドであろうともそこにビョークの歌声が乗ると、ビョーク以外の何者でもない音楽となる、
色んな音楽を吸収し独自のサウンドにまとめ上げてしまうビョークの才気が、存分発揮されている。

柔らかく包み込むようでありながら、揺るぎない芯の強さをもった、しなやかな歌声、
好き嫌いがわかれやすいアーティストだろうけれど、このアルバムは他のアルバムに比べて聴きやすいはず。

揺れる水のような、そんな1枚。

そしてなんとも圧巻なステージの映像はこちらで、
http://www.youtube.com/watch?v=Dh5t4mYKsbg

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冬の夜 今年最後の おからかな

クリスマスが終わると「大晦日まっしぐら」てな感じでさらに慌ただしくなり、
ふと弁天橋から江の島を眺めると、柔らかな雲が広がる夕暮れがなんだか綺麗。

冬の夕暮れ江の島

気づいてみるとこんなトンチンカンなブログも結構続いていたりして、
ときどき「バカみたいなことばかり書いてて恥ずかしいなあ」などと思ったりもするけれど、
この時期は自分のブログで1年を振り返ったり出来るから、物忘れの激しい年頃にブログは便利。

爺さんの回想的に振り返ってみると、今年は「お初」が色々あって刺激的だった気がする。

まずは年明けに初めての「利き酒会」に参加、春には初の「㌧チン会」の開催、夏には初の「フジロック参戦」、
カンブーザのイベント「お肉の会」に初参加したのも夏だったなあ、そして秋にはちょいと体調を崩しちゃったりして、
「この格好すごく恥ずかしいんですけど~」てな感じで、ハードな検査を初めて受けて精神的にもぐったり。

田舎風パテ和牛ほほ肉の赤ワイン煮込み

そんな恥ずかしいことやら楽しかったことを思い出しながら、
週末はお気に入りのビストロで、パテやら和牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、今年はこれで最後かな。

そして冬にはぐったりを跳ね返す気分で久しぶりのイギリス、
いつのまにか心に住み込んだ羊たちとともに年の瀬を過ごしながら、ホームパーティーにもお邪魔して。

友達の家でホームパーティー

牡蠣のグラタン美味しかったなあ、小さい頃から遊んで貰っている友達の娘さんも、もう中学生、
今も仲良くして貰えるのは嬉しいものだなあ、そしてそんな娘さんの成長を眺めながら時の流れを知る。

昇のおからぶり大根

そして地元で一番お気に入りのお店では、いつものようにおから、
「冬の夜 今年最後の おからかな」などと俳人気分で、ブリ大根などもつまんでビールをクイッと。

なんだか1年を振り返りながら今月のことも絡めてみると、なんだか食べてばかりな気がするけれど、
「こうして美味しいものを食べられるのも、健康のお陰だなあ」などと、しみじみとした爺さん気分な今日この頃。

というわけで、今年もトンチンカンなブログを覗いてくれて、ありがとう。
2013年が皆様にとって、とっても素敵な1年になることを祈りながら、大晦日まっしぐら!

鎌倉高校前駅から江の島

そして2012年ラストの曲は、やっぱりこの曲かな、カッコいいわ!よいお年を~♪
http://www.youtube.com/watch?v=U_qVXj7ugDU

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いつもブレることのない

迫力満点な娯楽映画を観たあと外に出てみると、
なんとも綺麗な空が広がっていて、なんとなく秋を感じる今日この頃。

みなとみらいの綺麗な夕焼け

あまりにも夕焼けが綺麗だったので、久しぶりにみなとみらいから元町辺りまで歩いてみたり、
これからの季節は夜風がひんやりとして歩くのが心地よい、「しばらくはこのまま歩いていこう」気分。

そんな夜が気持ちいい季節の週末、築地PRADISOのレセプションパーティーにちょこっとお邪魔。

築地PRADISOレセプション・パーティー豪華なお花

築地ロ・スコーリオが、「楽園」という新たな名前で再始動!
築地の人気イタリアンのお店がさらにパワーアップしてスタートということで、多くのファンで賑わう秋の夜。

これ素敵だ!

この銅版もなんともカッコイイ!
この日は横浜で食事会の約束があったので、シャンパンを2杯ほど飲んでから横浜へとっとこハム太郎、
当分予約でいっぱいだろうけど、また改めてゆっくりとお邪魔しよう、などと電車に揺られながら思う。

カンブーザでサザエなどを

さて、普段江の島でつぼ焼きで食べるサザエも横浜で調理されると、なんともエレガントな趣きの一品に。

というわけで、いつものカンブーザでこれまたイタリア関係の方々と賑やかにテーブルを囲み、
美味しい楽しい秋のひとときをワインとともに過ごし候、築地~横浜とイタリアン三昧な夜を堪能する。

そして、そんな賑やかな秋に届けられたのが、ボブ・ディランの新譜。

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『Tempest』 Bob Dylan

通算35枚目のスタジオ・アルバム、アルバムジャケットは「はて?」てな感じだけれども、
71歳になるボブ・ディランの新譜が聴けるというだけで、「細かいことはいいじゃん!」てな気分に。

歳を重ねることによってさらに熟成され、程よく枯れた歌声もより歌詞に深みを与えているような、
そしていつもブレることのないボブ・ディランがここには居て、「やっぱりディランは凄い」と思う。

ディランの歌を支えるバンドメンバーにチャーリー・セクストンなんかがいるのも、これまたいい。

派手さはないけれど遊び心がそこかしこに隠れていて何回聴いても飽きない仕上がりに、
今年の秋はとりあえずこのアルバムをかなり聴く予感がする、っていうかすでにヘビーローテーション。

71歳のディランの颯爽とした姿を見ていると、
「歳のせいにして何かを躊躇するようじゃ、まだまだダメダメだなあ」などと思ったり。

秋の風に吹かれながら出掛けたくなる、そんな1枚。

颯爽としたディランの姿はこちらのPVで、http://www.youtube.com/watch?v=mns9VeRguys

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「お肉の会」などに紛れ込んだり

湖を眺めると、「湖にあなたと 舟を浮かべたままで~」と、
サザンの「Oh!クラウディア」が頭の中で流れる今日この頃、気づいたらセプテンバー。

夏の芦ノ湖、キラキラ

暦が変わって、ちょいと箱根の芦ノ湖などを眺めていたのは先月となり、
やっぱり水のあるところは涼しくて気持ちいいなあ、などと避暑地気分だったのも先月のこと。

そんな湖を眺める前の夏真っ盛り、「お肉の会」などに紛れ込んだりしてみたり。

というわけで、お気に入りの横浜のイタリアン「CAMBUSA」で先月開かれたイベント、
題して『2012年 夏!! カンブーザで美味しいお肉を食する会』に、ちょいと参加させて頂き候。

スプマンテが注がれてまずはサラダ

まずはスプマンテで乾杯してから、肉を食べる準備運動みたいな感じでサラダなどを頂く、
ソムリエの凛とした姿にはいつも「かっこいいなあ」とうっとりさせられる、喋りも旨いんだなあ、これが。

鶏のバリアツィオーネタリアテッレ

そして「鶏のバリアツィオーネ」、ブレス鶏とフォアグラのインボルティーニ、日向地鶏 レバーペースト
黒こしょう風味のブルスケッタ、大山地鶏砂肝のコンフィとジロール茸のインサラータ、 丹波黒鶏胸肉の
ボッリート サスサヴェルデ、てな感じで鶏肉が美しく上品にお皿に並ぶ。

写真右は、北海道産の夏鹿とサマーポルチーニのスーゴ、鶏に続いて鹿の登場、マッタレッロで
丁寧に延ばされたタリアテッレのもちもちとした食感が会食の緊張をほぐしてくれて、なんともいい感じ。

ガスポールミルク豚桃のソルベ

鶏、鹿と続いたら次は豚!ガスポールミルク豚のロースとバラ、
ミルクをたっぷり飲んで育った豚だから美味しくないわけがない、口当たりのよい甘みがあったりして。

お口直しには、桃のソルベ、やっぱりこの季節は桃が美味しい、そして最後はやっぱり牛でしょ、モ~!

メインの牛、ツートップメニューになかった一品

熊本県産『赤牛』フィレ肉と岩手県産『短角牛』の舌、遠赤外線炙りのツートップ!モ~、爺さん降参!
写真右はこの日のメニューにはなかったリモーネで、「カンブーザに来たらやっぱりピッツァも食べたい」
というリクエストに答えて焼いてもらった一品、レモンの香りが爽やか~。

美しいデザート

デザートはアニスとメロンのズッパに浮かべた白ごま風味のビアンコマンジャーレ、スイカとメロンの
ボッコンチーニ添え、見た目も美しくて女子がうっとりするようなデザート、女子じゃないけどうっとり。

そして〆はエスプレッソといきたいところだけれど、可愛い絵が見たいからカプチーノ。

カプチーノにお絵かき中可愛らしい動物

このラテアートがいつも心をほんわかさせてくれる、
いつ見てもやっぱりいいなあ、ちなみに3月のときの絵はこんな感じで、くまアート

今回、カンブーザのイベントには初めての参加で、始めはちょっと緊張したりもしたけれど、
フレンドリーな雰囲気でいつしかそんな緊張もすっかり消えて、いつもと同じように楽しいひとときとなる。

色々な方たちと出会えることは、新鮮でありまた刺激的でもあったりで、イベント参加もいいなあ、と思う。

そんな夏を振り返りながら、季節は秋へ。

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琥珀色のひとときに

近所のスーパーマーケットにトマトを買いに来たついでに海辺へ出ると、
夏の準備が始まっていたりして、今年も夏が来るんだなあ、などと当たり前のことを思う。

夏の準備が始まる

それにしても海は小さい頃から何度も見ているのに何故か飽きない、
自分にとってそんな海のような存在のお店のひとつが横浜にある『CAMBUSA(カンブーザ)』。

というわけで、「また来ちゃった、てへぺろ」てな感じで、3月のバースデー以来のカンブーザ再訪。

また来ちゃった、カンブーザ 大好きなカンブーザ

何度来てもワクワクするお店で、美味しい料理とともにいつも楽しいひとときが過ごせる。

前菜は三崎マグロ

コース料理なんだけれどプリフィックスメニューなので色々と選べるから、それがまた楽しかったり、
この日の前菜は底にクスクスが敷かれていたりする三崎のマグロを、添えられた野菜もこれまた美味。

海老は頭からパクリと もちもちなパスタの食感

パスタは2種類を4人でシェア、写真左のコルツェッティー(円系のパスタ)が魚介類と合うこと合うこと、
海老も頭からパクリと!そしてピッツァの写真を撮ろうと思ったら、あっというまにたいらげられ写真なし……。

仔牛のコトレッタ フォアグラが隠れている

そしてセコンドは仔牛のコトレッタやフォアグラが隠れている鴨のローストなどを、
皆でちょこちょこシェアしながら食べる、季節によってメニューも変わるので、いつ来ても新鮮な驚き。

グラッパはベルタで

そして食後のグラッパはベルタ、琥珀色のひとときに酔う。

ティラミス! エスプレッソ!

ちゃんとデザートも食す、久しぶりにティラミスをチョイス、そしてもちろん〆はエスプレッソ!

この日はソムリエの方といつもより色々と話すことが出来たのでさらに楽しかった、ワインもお任せで、
白と赤をそれぞれ1本ずつ選んで貰う、そしてワインとともに魔法のような表現力に酔わされちゃったり。

カンブーザに出逢うことが出来て、ほんとよかったなあ、と改めて思う皐月の宵。

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